アルコン社【3D手術システム NGENUITY®】を導入しました!
当院は2025年から、
『HDRビデオカメラ搭載型眼科用映像システム「NGENUITY® 3D ビジュアルシステム」』 を用いて手術診療を行うことにしました。
『HDRビデオカメラ搭載型眼科用映像システム「NGENUITY® 3D ビジュアルシステム」』 を用いて手術診療を行うことにしました。
「NGENUITY® 3D ビジュアルシステム」を導入するメリット
1.安全性の向上
術中、通常顕微鏡を覗いて行う手術を、HDR(High Dynamic Range)ビデオカメラを介することにより、3Dで表現し大型モニターに映し出すことが可能となります。そうすることにより、より繊細で正確な操作が可能となり、手術中の安全性がさらに向上することが期待できます。
2.術中の患者さまの身体的・精神的負担の軽減
3Dでデジタル映像技術を活用し表現することにより、更なる効率的な手術を実現することができます。手術時間の短縮を図ることにより患者さまへの身体的・精神的負担軽減にもつながります。 カメラを通して、より正確な手術が行えることで術後の早期回復が期待できます。
3.医療の質の向上・確保
当院では、常に時代に即した新しい医療を地域の皆さまに提供したいと考えております。 診療所といえども、より品質の高い医療の提供を心掛けてまいります。
NGENUITY® 3D ビジュアルシステムとは
NGENUITY®︎は、HDR(High Dynamic Range)ビデオカメラを搭載した世界初の眼科用リアルタイム映像システムで、硝子体手術において待望されていた可視化を3次元映像として実現します。3D ビデオHDRカメラで撮影した映像をハイスピードで最適化し、デジタル高解像度3D 4Kモニターと専用の偏光メガネによって、繊細な眼底組織をこれまでになく鮮明で奥行きのある表現が可能となりました。
HDRなし
(露出過度)
HDRなし
(露出不足)
HDRあり
また、NGENUITY®︎は、デジタルフィルター機能を使用したカラーコントラスト調整により、染色された増殖膜を強調して表示させるなど、手術ごとに映像をカスタマイズすることができます。このデジタルフィルター機能は、組織の可視化をサポートし、眼球内の照明用として使用される光ファイバーの眩しさや影などによって起こる網膜周辺部の見えにくさに対応するものです。また、光学顕微鏡と比較して、低光量でありながらも高度な映像処理が可能であり、医師により良い手術環境を提供すると同時に、術中の患者さんの眩しさや光暴露による黄斑部への影響を軽減することが期待できます。
カラーコントラスト未調整
NGENUITY®(染色した膜組織を強調して表示)
術中、医師は通常、顕微鏡をのぞいて行いますが、NGENUITY®︎の導入により、顕微鏡をのぞかず顔を上げ目の前の大きなモニターを見ながら行うため、術中の術野が広く確保され、患者さまはもちろんのこと、医師(術者)も手術中の安全性の向上も期待できます。
[本記載内容出典元: 日本アルコン株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: ジム・マーフィー)製品紹介HP参照]